少しずつ、春めいてきましたね!
ウキウキする反面、ソワソワする気持ちもでてきます・・

どうしてソワソワするの?
だって!どんどん薄着になってくるから(涙)

馬肥ゆる秋以降、痩せる要素はなにもなく・・
気がつけば春。そして、すぐに夏が来ます。
夏なんて、まだまだ先〜と思っているかもしれませんが、時間はあっという間に過ぎるものです。
一枚洋服を脱いで、鏡に自分の背中を写してください。
もし、背中から見た脇のラインが段々になっているなら・・・ぜひ読み進めてくださいね。

よく寝ない大人も子どもも横に育つ!?
寝る子は育つと言いますが、
寝ない大人は、横に育ってしまいます。
そうです。睡眠不足はダイエットの敵なのです。
質のいい睡眠でダイエットの味方につけましょう!!

健康な人で2週間の間、4時間の睡眠のグループと9時間のグループとに分けた研究が、アメリカで行われました。
その結果、4時間の睡眠のグループで2週間経過した後のカロリー摂取量が、1日に308Kcal増え、体重は0.5kg増加したというのです。その結果、内臓脂肪は11%増となったというのです。

さらに、児童およそ1万人を対象にした調査では、毎日10時間以上寝ている子に比べて、8時間以下しか眠っていない子どもは、3倍近くも肥満の度合いが高くなっていたのです。

寝ないと食欲ホルモンに影響する
私たちの身体の中では、食欲をコントロールする2つのホルモンがあります。
1つは、胃から分泌される食欲増進ホルモン「グレリン」
もう1つは、食欲を抑制するホルモン「レプチン」

この2つのホルモンのバランスが取れていることで、健康が維持されます。
しかし、睡眠不足、睡眠負債の状態になると、食欲増進ホルモンのグレリンが増加し、食欲を抑制するホルモンであるレプチンが減少します。
そうなると、食欲を抑えきれなくなって食べ過ぎになってしまう→体重が増えるという流れになってしまうわけです。

さらにさらに、この睡眠不足自体がストレスとなってストレスホルモンである「コルチゾール」を分泌します。このコルチゾールは、脂肪の蓄積を促進します。

睡眠時間が短いと、ホルモンの働きによって太る流れを止められなくなるのです。
7時間未満の睡眠では、甘いもの、カロリーの高いものを取りがちになるという研究結果も報告されています。
しっかりと睡眠をとっていると、目の前の食事を全部食べたらどうなるかを考えることができます。睡眠不足は、この抑制力も鈍らせてしまうのです。

私たちの身体は、睡眠が足りなくなると太るように様々な働きかけが起きてしまいます。
最近太ってきた気がする、食欲が抑えられないという方は、まずは睡眠時間の見直しをしてみませんか。
睡眠時間を1時間増やすと、摂取カロリーを150Kcal減らすことができたという研究結果も報告されています。
ただし、寝れば寝るほどいいわけではなく、7時間から8時間の睡眠を目指ましょう。

睡眠の質と成長ホルモン
実は、睡眠不足で体重が増える理由は、他にもあります。
成長ホルモンが影響しています。
成長ホルモンが出る質のいい睡眠は、ダイエットの味方となります。
睡眠中に分泌される成長ホルモンは、中性脂肪を分解し、その分解して得たエネルギーで、筋肉を修復してくれます。この筋肉を修復してくれることで、筋肉が衰えず、基礎代謝が落ちにくくなります。
若い頃は食べても太りにくかったが、歳をとって同じように食べたら太ってきた場合、基礎代謝が落ちている可能性も考えられます。

基礎代謝とは、生命維持に必要な最低限のエネルギー消費量であり、呼吸や体温の維持、心臓の拍動など、生きている間休むことなく行われる生命活動に必要なエネルギー量のことです。これには、筋肉量が大きく影響しており、筋肉が落ちると基礎代謝が落ちてきます。
ですから、歳をとることでも太りやすくなるわけです。
さらに、睡眠不足の状態だと、身体を省エネモードのしてしまうために、動きたくなくなります。そのため、運動量が減ってしまい、さらに痩せにくくなるのです。

可能であれば、運動を取り入れて筋肉に少しダメージを与えると、成長ホルモンで筋肉が修復されるだけでなく、筋肉増強にもつながりますし、運動量を増やすことで消費カロリーもアップします。
これで、ダイエットを加速することができることでしょう。

まとめ
これからどんどん薄着になっていきます。
睡眠不足による太るスパイラスから脱出しましょう。
夏が来る前に睡眠を整えて、ダイエットを成功させてください。
もしかすると、寝るだけでダイエットになるかも!?
まずは、7時間を目安の睡眠時間を確保してみてください。

質のいい睡眠はダイエットの味方にもまるのです。
寝ることで身体の中のホルモンのバランスを整え、太りにくい身体を手に入れましょう。

 

柳沢正史「快眠法の前に今更聞けない睡眠の超基本」毎日新聞出版
脳科学者茂木健一郎「眠れなくなるほど面白い脳の話」日本文芸社
脳神経外科医 奥村渉「脳のゴミを洗い流す「熟眠習慣」」すばる舎
東京大学大学院・医学博士 酒谷薫「じぶんでできる熟眠脳のコツ」ビジネス社
スタンフォード大学医学部精神科教授 西野精治「スタンフォードの眠れる教室」幻冬者
マシュー・ウォーカー「睡眠こそ最強の解決策である」SBクリエイティブ株式会社
トキオ・ナレッジ「睡眠にいいこと超大全」宝島社
メンタリストDaiGo「賢者の睡眠超速で脳の疲れを取る」株式会社リベラル社