ショートスリーパーとは、生まれつきの体質で一般的な人よりかなり短い睡眠時間でも問題なく生活できる人のことです。
しかし本当に該当する人は1%にも満たないと考えられています。

睡眠時間を削ると、例えば1日6時間程度寝ていたとしても集中力、判断力、記憶力などパフォーマンスが低下することが知られています。
しかし短時間睡眠が状態化すると、睡眠不足の自覚はほとんどありません。
これが、睡眠不足の怖いところです。

ショートスリーパーと自認・自称される方は多くいらっしゃいます。
短い睡眠時間でも「眠気」という自覚がないのだと思います。
しかし私の経験上、そのような方は昼寝を習慣にしていることが多いようです。
または、頻繁に居眠りをすると周囲から指摘されていたりします。

また、睡眠不足は食欲を増加させて肥満につながることがわかっていますし、生活習慣病や認知症のリスクも上昇、メンタルヘルスも悪化させることが知られています。
ショートスリーパー体質でない人が短時間睡眠を続けると、このような健康リスクに晒され続けることになるのです。

現時点での睡眠の質がかなり悪い場合には睡眠の質を上げることでより短い睡眠時間でも同様の休息を得ることはある程度可能かもしれません。
しかし睡眠から十分な休息を得るにはいくら質を上げても限界があります。
もちろん質も大切ですが、ある程度の睡眠量の確保が大前提です。

現時点では医学的に、努力して後天的にショートスリーパーになるのは難しいといえるでしょう。
例えばもし、短時間睡眠でもパフォーマンスがそれほど落ちない状態が実現できたとしましょう。
それでも、将来の病気のリスクが上がる可能性は残りますから、やはりおすすはできません。

もちろん個人差はありますが、そもそも日本人は世界の中でも睡眠時間が短いです。
全体としてほとんどの方は睡眠時間を増やすことが体の調子やパフォーマンスがアップするメリットにつながります。

まずは7時間、65歳以上の方であれば6時間を目安に睡眠時間を確保しましょう。
睡眠時間を削る努力より、睡眠時間を確保する努力をした方が、短い時間でも効率よく仕事や勉強がはかどりますし将来の健康にもつながりますよ。