快眠のためには、寝ている間に深部体温をしっかり下げることが大切。体温をしっかり下げて快適に過ごせるかどうかには、寝具も大きく影響してきます。
寝具選びのポイントは3つ。
①通気性や吸放湿性、
②寝ている間に体を支えるサポート力、
③お手入れのしやすさ、です。
まず、敷ふとんや掛ふとんです。寝ている間も汗をかきますから、布団の中がジメジメしないように、通気性や吸放湿性が重要です。
吸放湿性は、やはり化学繊維より天然素材に軍配が上がります。敷ふとんはウールわた、掛ふとんは羽毛のものがおすすめです。
一方、マットレスはコイルやファイバー素材のものが通気性が良いとされています。ウレタンフォーム素材でしたら、通気孔をあけるなどして通気性を高めた商品が良いでしょう。
適度なサポート力があり、自然に立ったときのような姿勢を保てるものが良いのですが、体重や体型、柔らかさの好みによっても合うものが異なります。
実際に商品を見て選ぶのが理想です。
枕は、通気性とサポート力、フィットのしやすさ、お手入れのしやすさを考慮するとパイプ素材がおすすめです。頭・首の形に合うようでしたらファイバー素材、低めの枕がお好みでしたら羽毛素材も良いでしょう。
枕は頭〜首にしっかりフィットすることが大切です。枕の形が合わないと感じていらっしゃる方は、専門店で計測してもらってみてください。
シーツや枕カバー、パジャマはお手入れのしやすさもより大切になってきます。
コットンはやや乾きにくいというデメリットはありますが、吸水性、吸湿性に優れ、オールシーズン使えます。肌触りもよく、パジャマにも適しています。
シーツや枕カバーについては、コットンもいいのですが、私が一番おすすめするのは麻(リネン)です。
吸放湿性に優れ、乾きやすく、汚れもつきにくい素材です。
リネンは夏の素材というイメージもありますが、実はオールシーズン使うことができます。
熱伝導率がいいので多少ひんやりする感じはありますが、薄手のシーツであればすぐ馴染みます。体温に馴染んでしまえば、空気を含むので暖かく過ごせますよ。乾きやすいので冬でも洗濯しやすく、清潔に過ごせますよ。