時間栄養学って言葉をきいたことありますか?
時間栄養学とは、「何を食べるか」だけでなく「いつ食べるか」が体内リズムや健康に大きく影響するという考え方です。

なにを食べるかに気を使っているのに、なかなか思うように身体改善ができていないなら、
この食べる時間も意識してみてはどうでしょうか。

毎日行っている「食べる」という行為。
いつ食べるかで、身体への影響が違うのだとしたら、知っていて損はありません!

なぜ「食べる時間」が重要なの?

私たちには体内時計がありますが、このリズムは睡眠と覚醒だけでなく、ホルモン分泌や体温、消化吸収の働きにも深く関わっています。
食事のタイミングが乱れると体内時計もずれやすくなり、結果として睡眠の質が低下してしまいます。
ですから、まずは食べる時間を規則的にすることが大事なのです。

さらに、身体は時間帯によって、同じ食べ物でも使われかたが変わります。

快眠を目指すなら、まずは朝食

朝食は、体内時計をリセットするだけでなく、身体を活動モードに切り替えるスイッチの役割もしています。
特に、タンパク質は、夜に分泌される睡眠ホルモンのメラトニンの材料となります。
タンパク質が直接メラトニンになるのではなく、タンパク質が分解され、トリプトファンになり、トリプトファンから幸せホルモンのセロトニンになります。このセロトニンが、メラトニンの材料となるのです。
これだけの変化をするには、14時間から16時間かかると言われています。
夜のメラトニンがしっかり分泌されるには、朝から準備が必要なのです。
朝は時間がなくて・・という場合は、バナナでも大丈夫!
まずは、食べられそうなものからトライしてくださいね。

もし、余裕があれば、脳のエネルギーとなる糖質、いわゆる炭水化物も取れるとなおいいですね!

時間栄養学の視点で特に注意したいのは夕食
夕食は、内容だけでなく、時間にも注意が必要です。
夜遅い時間の食事や高脂肪・高カロリーな食事は、胃腸を活発に働かせ、体を休息モードに切り替えにくくします。
理想的なのは、就寝の2〜3時間前までに夕食を終え、消化のよい和食中心の献立を意識すること。炭水化物、たんぱく質、野菜をバランスよくとることで、血糖値の急激な変動を防ぎ、穏やかな眠りにつながります。
また、夜遅い間食やアルコールのとり過ぎも、体内時計を乱す要因となります。アルコールは一時的に眠気を誘いますが、深い睡眠を妨げ、夜中の覚醒を引き起こしやすいことが知られています。なぜならアルコールは、利尿作用があるので、夜中にトイレで起きちゃうなんてことも・・それでは、しっかりと休むことはできません。
時間栄養学では、「夜は食べない・飲みすぎない」ことも、快眠のための大切な習慣とされているのです。夜は、身体を休ませる時間帯なので、エネルギーは消費されません。
夜遅く食べるほど、エネルギーは消費されにくく・・体脂肪として蓄積されやすくなります。

まとめ
朝:栄養をエネルギーとして使いやすく、代謝が高い
昼:活動量が多く、エネルギー補給に適している
夜:体を休ませる時間帯で、脂肪をため込みやすい

快眠というと、寝る直前の行動や睡眠環境ばかりに目が向きがちですが、実は1日の食事リズム全体が深く関わっています。時間栄養学の考え方を取り入れ、食事の「時間」と「内容」を見直すことで、体内時計が整い、自然と質の高い睡眠が得られるようになるでしょう。日々の食生活を少し意識することが、快眠への第一歩となるのです。

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