「快適な目覚め」はパフォーマンスアップになる?
快適な目覚め!
皆さんが望んでいる状態ではないでしょうか?
日中のパフォーマンスをあげたい方は、やはり快適な目覚めにも意識をもっていただきたいと思います。
目覚めの感覚は、睡眠の質の評価の目安にもなりますので、意識してみましょう。
前回、入眠時には体温が下がり入眠スイッチが入るとお話をしました。目覚めは、この逆!体温をあげるといいのです。
朝、起きて何を飲んでいますか?
私は、入れたてのホットコーヒー。ホットのほうが、覚醒効果が高いのです。冷たい飲み物は、身体を冷やすので眠気を誘ってしまいます。せっかく目が覚めたのに、もったいないですよね。水であれば、あまり冷えていな常温で飲むか、冷えている水ならごく少量にとどめておくほうがおすすめです。
1杯の味噌汁もまた、おすすめです。目覚めだけでなく、代謝も上がりますね。具沢山がいいですが、具に豆腐などのタンパク質をいれておくと、さらにいいです。実は、タンパク質は睡眠ホルモンのメラトニンの元になるのです。タンパク質→トリプトファン→しあわせホルモンのセロトニン→睡眠ホルモンのメラトニンと変化していきます。朝のタンパク質入りの味噌汁は、一石二鳥というわけなのです。
朝食を摂ることは、体温が上がる、代謝が上がる、体内時計が整う、身体にリズムが生まれ、自立神経も整う、1日の始めにエネルギー補給ができるとメリットがたくさん。可能であれば、朝ごはんを食べたほうが、睡眠にとっても、身体にとってもいいことずくめなのです。
さらに、しっかり噛むことで脳が活性化されます。
朝食を食べることで、身体も脳も日中のパフォーマンスを上げる準備ができるのです。
もしかすると、朝シャワーを浴びたり、入浴するから、身体をあっためていますよ、という方もいらっしゃるかもしれません。
ここで、前回の質のいい睡眠についての内容を思い出してください。
寝る1時間30分から2時間前に何をするといいとお話したでしょうか?
そうです!入浴でしたよね?
目が覚めたのに、入浴をすることで実は寝る準備をしてしまっているのです。(ガーン)朝のシャワーがやめられないのであれば、ぬるめのシャワーで短時間を心がけてみてくださいね
睡眠は、起きている時になにをするか、も大きな影響があるのです。
そして、体内時計という言葉をご存じですか?
1日は24時間ですが、体内時計は24時間12分。このズレを調整してくれるのが、「光」なのです。朝に太陽の光をあびるといいと言われるのは、ここに理由があります。室内で電灯をつけて明るくするのもありです。そして、1日のスケジュールを確認すると、ドーパミンという活動を促す神経伝達物質が分泌され、覚醒のスイッチがオンになります。
自分がどんな睡眠にむいているか知っていますか?
朝型か夜型かは、実は遺伝子で決まっているのです。それを知ることができるのに、クロノタイプテストというものがあります。
https://questi.jp/diagnoses/commons/chronotype
あなたは、どのタイプでしたか?
ご自身のタイプにあった生活を意識すると睡眠が整いやすいかもしれません。
しかし、夜型タイプだから早起きは無理とは限りません。
ご自身の体内時計を、意識して変えることは可能なのです。つまり、習慣化してしまえば、夜型のタイプであっても、朝型に切り替えることは可能なのです。
では次回、「睡眠で生活の質をあげよう」でまたお会いしましょう!
参考図書:⻄野精治「スタンフフォードの眠れる教室」幻冬社
クルスティアン・ベネディクト ミンナ・トゥーンベリエ
「Sleep,Sleep,Sleep」サンマーク出版
メンタリスト DaiGo「賢者の睡眠 超速で脳の疲れを取る」リベラル社