美肌にも睡眠にも両方効くドリンクと聞くとみなさんは何を思い浮かべますか?
今回は、日本化粧品検定1級の資格も持つスリープトレーナーが美容にも快眠にも効く、就寝前の最強ドリンクをご紹介します。
快眠に効く、カモミールティー
睡眠に良い飲み物として、カモミールティーを思い浮かべる方は多いかと思います。実際にアメリカのスーパーマーケットには、ハーブティーのコーナーがあり快眠にいいハーブティーとしてカモミールティーが陳列されている風景がよく見かけられます。
カモミールは、古代エジプトで安眠薬として使われていた歴史があります。
カモミールには、アポゲニンという成分が豊富に含まれており、神経伝達物質GABA(神経細胞の興奮を抑える役割がある)と相互作用することで、抗不安作用や鎮静作用、リラックス効果があると言われています。筋肉の緊張を和らげる作用もあるため、首こりや肩こり、緊張型頭痛(首や肩周りがこって血流が悪くなることで起こる頭痛)を解消するのにも役立つと言われています。他にも胃腸の調子を整える効果もあり、ピーターラビットの絵本にもお腹が痛くなったピーターにお母さんがマモミールティーを飲ませる場面もあるほどです。
快眠効果を狙うなら、就寝30分〜1時間前にカップ1杯分飲むのが良いでしょう。(※カモミールはブタクサと同じキク科に属するため、ブタクサアレルギーのある方や子宮収縮作用があるため妊娠中の方はご注意ください。)

カモミールは快眠だけでなく、肌の黄ぐすみにも効果的!
カモミールに快眠効果があることは有名ですが、実は美容にも効果的なことはあまり知られていません。
肌を衰えさせる原因のひとつに「糖化」があります。
「糖化」とは、食べ物で摂取した糖のうち、エネルギーとして消費されなかったものが体内のタンパク質と結びつき、茶褐色のAGEs(最終糖化産物)ができる反応のこと。酸化が「身体のサビ」とよく表現されますが、一方糖化は「身体のコゲ」と表現されます。このAGEsが肌の中でつくられて蓄積すると、AGEsは茶褐色のため黄ぐすみになったり、肌のハリと弾力を支えるコラーゲン繊維やエラスチン繊維が糖化すると、繊維が硬くもろくなり、肌のハリ・弾力が低下する原因にもなります。
しかし、カモミールにこの糖化対策に役立つ成分が含まれていることが、研究で明らかになっています。カモミールと同じく、糖化作用があるドクダミやブドウ葉などを配合したカモミールを含む混合ハーブエキスの摂取が真皮の糖化を抑制し、肌のハリを維持する効果があることがヒト臨床試験で確認されたと日本抗加齢医学会総会で発表されています。

また、カモミールはスキンケア化粧品にも使用されています。
大手化粧品メーカーがカモミールから抽出された美白有効成分「カモミラET」を開発し、医薬部外品の美白有効成分として厚生労働省に承認されています。
紫外線を浴びると活性酸素が発生し、その活性酸素がメラニンをつくるよう指令を出すさまざまな物質を増加させます。
カモミラETはこの物質の1つである「エンドセリン」の分泌を抑えることにより、メラニン生成指令を阻止し、メラニンの過剰な生成を抑える働きがあり、美白・シミを予防する効果があります。
まとめ
睡眠によい飲み物と聞くとカモミールティーを思い浮かべる方が多いかと思いますが、実はカモミールティーは美容効果も期待できます。
カモミールには、アポゲニンという成分が豊富に含まれていてリラックス効果があるとともに、肌の黄ぐすみの原因のひとつである糖化対策に役立つ成分が含まれています。快眠効果も美容効果も期待できるカモミールティー、ぜひ試してみてくださいね。

